作成日:2015年05月07日
更新日:2020年03月23日
「ワークポート」は2003年3月に設立したIT業界に特化した転職エージェントで、
大手から中小企業、ベンチャー企業まで幅広い求人を網羅しています。
これまでの実績から企業との間に太いパイプができており、
"大手転職エージェント以上に豊富な求人数と転職支援"
が評判なので、その真相とウラ話を探ってきました。
・転職活動を有利にする1度は使ってみたい便利なツールとは?
・なぜ、企業から直接求職者にスカウトがくる環境を提供できるのか
・45歳を越えても転職に成功した男性の転職成功事例
などの貴重なお話を伺うことができました。
―今日はよろしくお願いします。
まずは御社の強みや他社との違いなど含めて教えてください。
はい、まずは比較的新しいイベントや企画ごとが得意だと思います。
具体的には、書類の通過権をいただき、私たちの目でOKだったら
企業さまに1次面接を組んでいただく、という取り組みをすることがあります。
他の例としては、求職者さまの転職活動をサポートさせていただくものを
弊社では「転職コンシェルジュ」と呼んでおりますが、 大手企業の代表取締役の方にご来社頂き、
弊社の転職コンシェルジュ向けに お話いただくこともあります。
ですから、求職者の方にお話できる内容はかなり実践的な情報を 届けられてると思います。
やはり直に聞く情報のほうが頭に残りますね。
訪問するというよりも、ご来社いただくということが多いように感じます。
―企業さまが来社されて説明会をするというのはすごいですね。
それだけ企業さまがワークポートさんから求職者を受け入れたいということですね。
- 受付風景 -
そうですね、ありがたい話です。(笑)
ゲームとかインターネットの業界だと、
主要クライアント全体の2〜3割ぐらいは
ご来社いただいています。
また、そういった企業さまは採用人数を多く持っている
ので、結果的に弊社からたくさんの求職者の方をご紹介
することができています。
私たちのほうでもどの求人、どの企業さまに特化するかを
決めており、明確にしているのでよりお話をいただきやすい
のではないかと思います。
求人数に関しては、他社大手の転職エージェントさんに
ひけをとらないぐらいの求人数はあると思います。
ソーシャルゲームやウェブメディアなどは特に強いですね。
あと、弊社の提供しているツールで「eコンシェル」というツールがあるのですが、
そちらを使うとご自身で非公開求人を検索することができます。
―え、非公開求人を自分で検索できるんですか?
そうです、登録していただき面談させていただいた方であれば、
いつでもご自分で 非公開求人を検索することができます。
一般的にはお会いした際に非公開求人をご紹介する転職エージェントが多いですが、
弊社の場合は求職者の方がご自分で非公開求人を探せるシステムにしております。
そのため表に出ていない求人をより見つけていただきやすいですし、
可能性を広げることができます。
このシステムは大手さんでも真似できていないと思います。
―それはすごいシステムですね!確かに大手さんも真似できていないと思います。
非公開求人は具体的にどのような求人が多いのでしょうか?
「その方に合った求人の紹介を心掛けています」と話す光山さん
そうですね、新規プロジェクト立ち上げの際の求人 ですとか、
あとは上層の求人などが多いと思います。
特に上場していない企業様の新しいプロジェクトの求人は
多いと思います。
企業様のホームページにはエンジニアとは記載してあっても、
サーバーサイドですとかフロントエンドですとか、
そのあたりの見えない細かい情報は非公開にして欲しいと
言われることがあります。
非公開求人を獲得する営業担当は20人ぐらいおりまして、
企業さまの営業担当と求職者さまの担当は別々です。
そのほうが求人に偏りがでたり変に色がつくことは
ありませんし、より多くの求職者の方に時間をかけて
会えますので、その方に合った求人を紹介しやすいです。
―御社の場合、IT業界に特化されていますが、担当される転職コンシェルジュの方は
どのような体制をしかれているのですか?
全部で6つのチームに分かれています。
ゲーム業界、インターネットメディア、ウェブ制作、SI、NI、ハードメーカー です。
今現在Web制作の仕事をしており、Web制作のコンシェルジュが担当していたとしても
将来ゲーム制作に転職したいということであれば、チームをまたいでいくこともあります。
その辺は臨機応変に対応しております。
全部で30名ぐらいですね。
―ワークポートさんのホームページを見ると、みなさん顔写真入りで 紹介されていますよね?
-打ち合わせブースの様子-
入社した時点ですぐに顔写真が載るようになっています。
実績なども載っておりまして、面談に来られる前に チェックしてからお越しいただく方もいらっしゃる ので、安心感を持っていただくために会社として 取り組んでいます。
事前に人柄なども確認していただけるので、この人に
担当して欲しいと希望されることなどもあります。
担当変更のお話があったときにも、この方がいいなど
ご希望されることはありますね。
―担当変えなどもできるのですか?
はい、できます。
人によって合う合わないはやっぱりあるので、
申請してもらえればすぐに 担当を変えるようにはしています。
そのへんはお気軽におっしゃっていただきたいですね。
―それは求職者の方も安心ですね。
それでは転職支援についての具体的なスケジュールについて教えてください。
弊社はスピードをすごく重視していて、
ご来社から2、3日で転職活動が終わる方もいます。
平均は1ヶ月から1ヶ月半くらいですね。
その方によって進め方が全て違いまして、
2週間で終わらせたい方の場合は短期間で
たくさん受けていただきますし、
1ヶ月でということであればその期間に合わせて
進め方を変えていきます。
オーダーメイドでスケジュールを変えられるのが
弊社の特徴のひとつでもあると思います。
ご紹介する求人に関しても、1件の場合もあれば、
60件ほどご紹介することもありまして、その方に合わせて
ご紹介しております。
コンシェルジュとの面談も8時間前までは受け付けている
ので、 お待たせしないで早めにサポートができている
と思います。
―それは素晴らしいシステムですね。早めに転職を考えている方にとっては そのスピード感は魅力的だと思います。
―これまでの中で求職者の方の成功事例などありましたら教えてください。
年収が倍以上になった方がいらっしゃいます。
ゲームの制作からプラットフォーマーに転身を遂げた方で
イラストレーターだったのですが、100時間くらい残業をされていたので
転職を検討され、 弊社のほうにご相談いただき転職に成功しました。
最終的にその方は6社から内定をもらいました。
どの会社の条件も年収は2倍以上でしたね。
今注目して欲しいのは、ゲームの制作の方がパブリッシャーに行く事で
年収があがることがすごく多いです。
特に成功をしやすい方は、作業効率が早いとか業務の幅が広いなどの
強みを持っている方は転職しやすいです。
―年収が2倍以上というのはすごいですね。他には事例はありますか?
175万円年収がアップされた方がいらっしゃいます。
その方はサーバーサイトのエンジニアで、小さい会社にいたのですが、
社長の直下で言いなりのようになっていた方でした。
元々実力がある方だったので、もう少し大手を狙って行きましょうかとご提案して
3社から内定がでて、企業規模が10倍くらいのWeb企業に転職されました。
―それもすごい事例ですね。
エンジニアの方の場合、コミュニケーションが苦手の方も多いようなのですが、
そのあたりは何か意識されていることはあるのですか?
面談をしていて感じる事は、自分自身の強みをちゃんと理解していないだけだと思います。
「あなたの強みはこれですよ」とお伝えすることで自信を持って面談に望んでもらえているので、
最初の面談時にその方の強みやアピールポイントをお伝えするようにしています。
他の事例としては、44才46才の方で転職に成功された方がいらっしゃいます。
―45才を過ぎてからの転職はすごいですね。具体的にどのような事例だったのですか?
「得意分野を話せると転職に強い」
と話す光山さん
制作会社に内定されたのですが、給料が低いということで
転職をされたり、会社都合で前職を辞められ、
転職を された方たちでした。
1人はデザイナーで圧倒的な画力をお持ちの方で、
もう1人はプランナーで実績を数字で語れる方でした。
若い方は年収をあげるためにスキルを使った方がいい
ですが、年配の方の場合はお持ちのスキルがその会社に
マッチングするかどうかが大切になってきます。
ですので、こうゆう分野が得意など、具体的なものを
話せる方だと転職はしやすいと思います。
完全夜型で夜にゲームを作っていたので昼間連絡が
とれず、夜間のメールのやりとりでしか連絡が
とれないケースがありました。
結果的には転職に成功したので良かったですが(笑)
22時くらいまでは会社にいるのですが、その時間に連絡がとれない方だと困ることはありますね。
すごい能力がある方だと日中忙しくなってしまい、土日しか面接にいけず、
面接日程が合わなくて途中で辞めてしまったという方もいらっしゃいます。
―なるほど。中には転職意欲があまりない方もいるとは思うのですが、
何か意識されていることはありますか?
そうですね、転職意欲が湧いてきたときに戻ってきたくなるようにお話するように心掛けています。
すぐに転職する気はないけど、とりあえず聞きにきました、
という方には転職のテクニカルな部分や最近の業界情報などをお伝えして、
意欲がわいたときに頼っていただけるようにお話はしています。
―今すぐ転職を考えていなくても問題ないのですか?
-開放的な打ち合わせブース-
もちろんです。
先ほどお話した完全夜型の方はまさに最初は
転職を考えていない方で4ヶ月ほどは音信不通でした(笑)
ただ、その間メールだけは送り続けていたので、
ある時を境に転職をする気になられ連絡を
いただくようになり、転職にいたりました。
弊社のほうで求職者の方に制限をするようなことは
ありませんね。
―それは求職者の方にとっては嬉しいですね。
希望条件が高すぎるとうまくいかないケースが多いとお聞きすることもあるのですが、
そのあたりはどうですか?
-高級感のあるエントランス-
基本的にはうまくいかないですね。
ただ、うまくいくケースもあります。
たくさん希望がある場合はどこに重点を置くか
順位付けをしていき、そのためにはどうしたらいいのかを
考えてもらうようにしています。
あとは、「どうしてもこれをやりたい」という、 年収よりも仕事の憧れのようなものを持って いらっしゃる方で、なかなかアドバイスを聞いて いただけない方の場合はご希望の内容で走って いただくこともあります。
通過するしないが明確に分かれるので、そこで現実を実感していただくと
その後の転職活動がうまくいきやすいと思います。
市場感を知っていただくことも大切なので、
そこを認識していただけるとうまくいく ケースもあります。
一回だけでもいいので、私達コンシェルジュの意見を聞いていただけると 嬉しいですね。
―確かに1度話を聞く聞かないだけでも違ってきそうですね。
それでは面談の際に注意されていることなどはありますか?
エンジニアの方だとご自分のスキルや仕事にプライドをお持ちの方が多いので
そこを踏まえながら、気付いてもらったり納得してもらうようにお話しています。
求職者の方の情報を見て、過去にサポートさせていただいた方で
似たような方の事例を紹介したりします。
同じような方がどのような企業を通過しているか、通過できなかった企業など、
理由も含めてご紹介すると、自分がいまどのあたりにいるのかなど
客観的に判断してもらいやすいです。
やはり納得していただくのが一番ですので。
―エンジニアの方と話す際に、専門的なIT用語や業界知識が必要になってくると
思うのですが、何か取り組まれていることなどありますか?
入社すると4冊のIT関連の本を読んで、2ヶ月かけてテストをしています。
2週間ごとに合格するまでテストをしておりまして、そこで用語や業界知識について 学んでいます。
そこを経て、チーム内で勉強会をしたり知識共有をしていますし、全社で週に2回勉強会を開いています。
元エンジニアの者が多いので、その者を中心に社内で勉強は続けていますね。
ITの転職市場についての調査研究もしているので、
登録にこられた際に最新の情報も 伝えられるようにしています。
―では、実際に登録していただく前にやっておいて欲しいことはありますか?
- 取材雰囲気 -
履歴書と職務経歴書は持ってきて欲しいかなと思います。
その書類だけあれば色々と読み取れますし、
可能性も広げられるので、箇条書きでもいいから
これまでの経歴などは書いて欲しいなと思います。
自己PRなどは悩んでしまって書きにくい部分もあるので、
書かなくても大丈夫です。
面談の際に自己PRについては掘り下げていきますので、
それよりも経歴など箇条書きでいいのでまとめてきて
もらえたほうが話しやすいです。
どう書いたら人事の方が見やすいか、というところまで
落とし込んだフォーマットを用意しているので、
それに入力していただくだけで十分です。
あとは、何がしたくて何がしたくないのか、
転職理由はどういった理由なのかが
はっきりしていると求人を紹介しやすいですね。
―求職者の中には他の転職エージェントを利用されている方もいるとは思いますが、
そのあたりについてはどのようにお考えですか?
そうですね、IT系の求人で小さめの会社だと、弊社でしか扱っていない企業さまも
ありまして、大手でもなかった求人にも弊社で出会えることがあります。
常に新規開拓をしている部隊がいるということと、週に3〜5社ぐらいは
企業さまのほうから紹介したいという話をいただくので、
幅広く求人を扱えているのだと思います。
そういった意味でも十分利用する価値はあると思いますので、
他社さんを利用されているかどうかはあまり気にせず、気軽に利用して欲しいなと思います。
また、Webからゲーム、ゲームからWebに行きたい場合、
大手さんだとWebからWeb ゲームからゲームしか紹介してもらえないことが多いようですが、
弊社の場合は Webからゲームの求人など、ポテンシャル層も取り揃えておりますので、
職種転換したい方には強いと思います。
―職種転換を希望される方も多いので、それは心強いですね。
では今のITの転職市場で求められる人物像、転職しやすい人物像などありましたら 教えてください。
職種だとUnityエンジニア、LAMP系、サーバーサイドなどエンジニアはとにかく 強いと思います。
ネイティブアプリ系のエンジニアも需要が高いです。
今一番狙い目なのはSIerで基礎をしっかりとやっていて、
まだネイティブアプリをやったことがない方は、大手さんが目をつけているので
すごく狙いやすいと思います。
あとは、面接を受けることにあまり抵抗がない方ですね。
大体25社から30社受けている方が一番転職が成功しやすいので、
そのぐらい応募することに抵抗がない方だと転職しやすいと思います。
―最近よく聞くのは割と主体的な方が転職しやすいという話を聞くのですが、
そのあたりはいかがですか?
そうですね、指示待ち人間ではなく、引っ張っていけそうな人物や
将来を任せられそうな人物は評価が高いと思います。
年齢的な部分で言うと、39才くらいまでなら全然大丈夫です。
プロジェクトマネージャーですとか、プロジェクトリーダー層は需要が高いので
そのあたりは狙い目だと思います。
若い人ばかりでまとめる人がいないと悩んでいる企業さまもいるので、
そのあたりは ニーズがありますね。
―IT系ですと経歴書以外にもポートフォリオやソースコードなど
用意しておいたほうがよいのでしょうか?
「行動することが何よりも大事」と語る光山さん
ポートフォリオなどは+αにはなりますが、
それよりも行動することのほうが大切だと思います。
私は元々SI企業の企業担当をしていたのですが、
ほぼソースコードは問われないです。
最終段階で比較をする、というぐらいの材料にはなりますが、
それよりも行動したほうが転職は成功しやすいです。
あとは、1回しか応募できないという考えが
強いように思います。
そのため100点のものを用意しないと、
と考えてしまうのかも しれませんが、企業さまとしては
条件が合えば面接してくれるので、
見せ方を重視するよりも行動のほうに
重点を置いて欲しいと思います。
―では最後に求職者の方々へひと言メッセージをお願いします。
エントランスにはたくさんの表彰楯が置かれていました。
大崎駅 アートヴィレッジ大崎セントラルタワー9階です
先ほども話がありましたが、まずは行動することを
実践して欲しいなと思います。
私たちは転職をサポートさせていただくのですが、
その方が通過する、内定もらえるかどうかまでは
確約はできません。
ですので、一緒に動いてその方の市場価値を見つけ、
ここなら勝てる、というポイントを見つけるところから
始まります。
そのためにはまず行動してエントリーしてみるしかない
かなと思っています。
強みを見つけたり可能性を広げる努力というのは
会社全体でさせていただく考えです。
僕らが背中は押しますので
気軽に相談しにきて欲しいと思います。
また、弊社は企業さまとのつながりが強いので、
より求職者の方に 面接の機会を提供しやすい環境だと思います。
たとえば、採用意識の高い企業の人事の方が
月に100~150社ぐらい来社されて、
人事の方が直接求職者の方をスカウトされることがあります。
そこからの内定もけっこうあります。
それだけ採用意識の高い企業さまともつながりがあります。
そのため面接の機会を得やすいですし、より求人の紹介が
行き届く可能性が高い環境をご提供できますので、
面接が苦手な 方でもお気軽に利用して欲しいと思います。
お2人ともとても気さくで、終始楽しくインタビューをさせていただきました。
答えにくい質問にもお答えいただきありがとうございます。
IT業界に特化していることもあり、特に企業さまとのつながりの深い 転職エージェントだと感じました。
企業さまが直接来社してスカウトするというのは、大手ではなかなかできないですし、
企業さまとの密な関係やこれまでの採用実績が素晴らしいからこそ来社されているのだと 思います。
そのため大手にくらべると面談が通過しやすい企業の求人数が他社に比べると多い ように感じました。
人事とのコネクションが強力で大手転職エージェント以上に豊富な求人数と転職支援の力を持っている、
というのもあながち間違いではないようです。
「ワークポート」のみなさん、快くインタビューに応えてくださり、 ありがとうございました。
非公開求人を自分で検索できる、面談が通過しやすい求人を紹介してもらえるなど、
より転職活動しやすい環境を提供してくれているので、
「他にはない求人を紹介して欲しい」 「面接が苦手」 「手厚いサポートをして欲しい」 という方には
おすすめの転職エージェントです。
また、エンジニアだけでなく、付属する営業や事務、経理などの求人も数多く扱っているようなので、
営業や事務系をご希望の方にもおすすめできます。
自分で非公開求人を検索できるシステムは大手にも真似できていないシステムですので、
1度ご登録されて試されてみてはいかがでしょうか。