作成日:2015年05月09日
更新日:2020年03月23日
「マイナビエージェント」は日本最大級の転職サイト「マイナビ転職」のブランド力と 多くの企業人事との接点を有するマイナビ営業マンの営業力を兼ね備えた、 注目の転職エージェントです。
将来、大手2強に割って入る勢いで成長することが予想される転職エージェントで、
"5割を超える高い書類通過率と期限なしの全力サポート"
が評判なので、その真相とウラ話を探ってきました。
・転職の成功者と失敗者の共通点とは?
・なぜ、これほど高い書類通過率と成約率なのか?
・年収が2倍になった27才男性の成功事例 などの貴重なお話を伺うことができました。
―今日はよろしくお願いします。
まずは御社の転職エージェントの強みをお聞かせください。
はい、「マイナビエージェント」はマイナビグループの事業のひとつとして
展開しておりまして、「マイナビ」の総合力を活かした人材紹介サービスを
実現できているのが強みのひとつだと思います。
「マイナビ」のブランド力といいますか、知名度が非常に高いので
転職希望者さまからも企業さまからも信頼をいただき、多く問い合わせを
いただけていると思います。
あとは、面接の通過率や、応募から内定がでるまでの成約率というのは
他社さんと比較にならないぐらい高いと思います。
他社さんだと書類通過率は1~2割ですが、弊社だと5割は超えてくるので
そのあたりの精度の高さは強みのひとつだと思います。
―5割というのはすごい数字ですね。
通過率や成約率をあげるために何かやられていることはあるのでしょうか?
「求職者の方を理解することが大切」
と話す橋口さん
そうですね、求職者の方に求人をご紹介するときは、 多くの案件を一度に紹介したりはせず、その方に合った 求人をピンポイントでご紹介するようにしています。
人によっては1社の場合もありますし、複数社の場合も ありますが、そこが合致していれば書類で落ちることは ないですし、面接で落ちることもそれほどないですね。
それを実現させるために、企業の応募要件をしっかり と把握できていること、そして求職者の方のレジュメを 正しく把握し、強みを活かせるかどうかを理解する ことを実現できているからこそ、精度の高い数値に なっているのかなと思います。
あとは書類添削や面接対策は相当力をいれていますので、そこもひとつのポイントかなと思います。
―これはなかなか他社には真似できない強みですね。
では、御社のほうで運営している転職サイト「マイナビ転職」と
「マイナビエージェント」の違いを教えてください。
「マイナビ転職」のほうは求人と転職情報を掲載しているサイトで
担当者がつくことはありませんが、
「マイナビエージェント」の場合は1人の求職者の方に対して1人の
アドバイザーがつき、マンツーマンで転職のサポートをさせていただいております。
どちらも無料でご利用いただけます。
基本的に「マイナビエージェント」で扱っている8割前後は非公開求人ですが、 転職サイト「マイナビ転職」のほうでは非公開求人は扱っていません。
求職者の方のニーズに合わせてお応えできるようにしており、
転職サイトだけのご利用だったり、人材紹介サービスだけのご利用のこともあります。
なるべく多くの選択肢を求職者の方に選んでもらえるようにしています。
―違いがよくわかりました、ありがとうございます。
8割前後が非公開求人とのことですが、どのくらいの人数で
非公開求人を集めているのでしょうか?
「求職者の内定のためには情報共有は
欠かせません」と話す吉田さん
40名ぐらいです。
企業さまの対応をしている営業が40名ぐらいおり、求職者さまの対応をするキャリアコンサルタントが別に40名ほどいます。
全部で80名ほどになるのですが、場合によっては営業が求職者の方と面接対策などでお会いすることもありますし、キャリアコンサルタントが企業さまにお会いすることもあります。
そのあたりは臨機応変に対応し、どのような求職者を企業が求めているのか、また、求職者はどのような企業を求めているのかなど、情報を共有し、求職者の内定に向かって連携して活動しています。
―なるほど。
では、マイナビエージェントに登録してからの具体的な流れを教えてください。
登録していただいてからお電話をして、大体1週間以内には
面談をさせていただくことが多いです。
遠方でお越し頂くことが難しい方の場合はお電話の場合もありますが、
ほぼ対面での面談となります。
基本的には面接後に求人をご紹介するという流れです。
転職活動まではいかないけど、将来的に転職を考えていて相談だけをしたい、
という方もいらっしゃるので、その場合には求人の紹介まではいかないですね。
―相談だけの場合、期間を設けている転職エージェントさんも
あるようなのですが、マイナビさんの場合はいかがですか?
打ち合わせの様子
無期限ですね。
ですから、ご登録から転職にいたるまでの平均日数は 競合他社ですと45日くらいが多いのですが、 私たちの場合はもっと長くなります。
もちろん1週間ぐらいで内定までいかれる方も いらっしゃいますが、中には3~4年かかって転職される方もいらっしゃいます。
今動かないからさよなら、というわけではなく、 その方によって転職できるタイミングがありますので、 そこに合わせるかたちでサポートさせていただいています。
―期間を設けず長期に渡ってサポートしてもらえるのは安心ですね。
では、キャリアコンサルタントについてお聞きしたいと思いますが、
コンサルタントの方はどのような方が多いのでしょうか?
「実は私も競合他社からきました」
と笑って話す橋口さん
実は弊社のコンサルタントは競合他社からきている者が多いです。
私(吉田)も実は競合他社から転職してきました。(笑)
弊社の場合、システマチックに枠組みを決めて効率的に より多くの人をサポートする、という考え方ではなく、 少ない人数でも1人の求職者をじっくりとサポートする ことを大切にしているので、そこにやりがいを感じる人が競合他社から弊社に来ているような気がします。
ですから、年齢層は競合他社よりも上かもしれないですね。
あと、ITのキャリアコンサルタントは現在9名いるのですが、そのうちの半数ぐらいはエンジニア出身だったり、 理系の大学院卒のメンバーですね。
求職者の方の経歴などを見て、どのコンサルタントが 適任かを判断して、担当を決めるようにしています。
―もしもなんですが、
面談をして、求職者の方が合わないと思われた場合、担当の方を変える
ということもあるのでしょうか?
そうですね、ありますね。
担当者が合わないから変えるということもありますが、
それ以上に、転職すべき方なんだけどまだその認識を持たれていない方に
“セカンドオピニオン”というかたちで、別の視点でアドバイスをするために
担当を変えることがあります。
セカンドオピニオンに関しては、求職者の方の希望というよりは
私たちのほうで判断しています。
―自分から担当を変えてくれとは言いにくいものなので、
そこまで配慮してもらえるのは求職者の方たちにとっては嬉しいですね。
―これまでの転職の具体的な成功例を教えていただきたいです。
先日ご支援させていただいた方で、年収が倍になった方がいます。
27才の方で、それまで人材派遣会社で営業事業をされており、転職先も人材派遣で
同じ職種だったのですが、年収が倍になりました。
―それはすごいですね。同じ派遣、同じ職種なのに年収が倍になった要因
というのはなんでしょうか?
それまでの派遣会社での仕事に対する評価があまり高くなかったのです。
派遣社員の給与水準を認識されている方というのは
あまりいらっしゃらないです。
ですので、給与水準はこれぐらいが一般的です、ということをお伝えしました。
当初は違う領域とか転職先を希望されていたのですが、
あまり条件面が思わしくなく、それであればこれまでの経験を活かしてみませんか、
という話になりました。
弊社以外にも登録はされていたようですが、あまりうまく
進んでおらず、結果的には弊社で1週間ぐらいで転職が決まりました。
―1週間で年収が倍というのはすごいですね。
他にも成功事例がありましたら教えてください。
「長期に渡ってお付き合いさせていただきます」と吉田さん
大学院在学中の事例になるのですが、 大学をご卒業され、大手のECサイトの開発エンジニアの 経験を積んでいた方だったのですが、もっとビジネス よりの仕事がしたいということで退職をされ、すぐに 転職せずに大学院に進学してMBAをとられた経験を お持ちの方でした。
そのため2年間社会人としてのビジネス経験が空いて しまっており、 転職市場において直近で実務経験がないというのは 正直厳しいのですが、そこをうまくサポートして 転職を実現できました。
大学院2年生の春頃に来ていただいて、すぐには 動けなかったので、長期的にサポートをさせていただき、 秋頃に動き始め、1月頃には決まり、3月に卒業、 4月から無事ご入社され、長期的にお付き合いさせて いただきました。
―1度ビジネス経験が空いてしまった方の転職事例というのは少ないので参考になります。
春の時点ではどのようなサポートをされていたのですか?
開放感があり、落ち着きのある打ち合わせブース
スケジューリングのご相談を中心にしていました。
夏頃までに履歴書、職務経歴書をつくるとか、 どのような強みをアピールするのかなど、期間を 決めてお会いしていました。
次の段階ではどのような企業を選定するのか、 そしてその後は面接対策の準備をしましょう、 というかたちで
1つ1つ階段を昇っていくようなかたちで ご支援させていただきました。
入社の1週間前ぐらいに「もうすぐですね」 というような連絡をとり、1週間後、1ヶ月後、数ヶ月後というタイミングで連絡を とるようにはしています。
―それだけ長期に渡ると求職者との仲も深くなりそうですね。
プライベートで飲みに行かれたりすることもあるのでしょうか?
けっこう行きますね。
その会社の方たちと飲みにいくこともありますよ(笑)
入社が決まったタイミングでお祝いの食事会に行ったり、飲みにいったり。
ランチに行って、入社後の状況確認などをお伺いしたりすることもあります。
―求職者との距離が近いのは素晴らしいことですね。
では、逆にこういった転職者だと困るな、ということがあれば教えてください。
明るくさわやかな色合いの打ち合わせブース
転職市場の中で自分がどの位置にいるのかを 理解されていない方は困るというか、少し時間が かかると思います。
経験は浅いんだけど希望は大きい、という場合、 そこにいくためにいくつかステップが必要に なりますので、その目線をすりあわせていく ためのサポートをさせていただいています。
ただ、割とそういった方が多いので、だからこそ ある程度時間をかけた支援が 必要になってくるのかなと思います。
―なるほど。興味本位でお聞きしたいのですが、
転職に成功する人、逆に失敗する人に共通していることって何だと感じますか?
成功している人は動きながら考えている人。
失敗している人は考えてから行動する人。
要するに、スピードが非常に重要です。
全ての準備が整ってからいざ転職だと、そのスピード感では戦えないので、
一番はすぐに行動に移して、困ったらご相談いただくのがいいかと思います。
みなさん退職理由までは簡単に思いついているんですけど、
その先何をしたいのか、
どうゆう経験を積んでいきたいのか、
何を実現したいのか、
という未来の話まで考えられているかどうかが、成功するしないに大きく
関わっていると思います。
ただ、そういった方は実際多いので、もちろんそのあたりのアドバイスも
面談の際にさせていただいています。
―確かにスピード感は大切ですよね。
複数社の転職エージェントに登録されている方が多いと思うのですが、
その影響で連絡が取りづらいということはありますか?
事前に把握できていればそれほど困らないですね。
特にエンジニアの場合は日中携帯を持ち込めなかったり電源を
切らなければいけないので、連絡がとりにくい傾向はありますが、
連絡とりやすい時間帯等は面談の際に確認しているので、うまく調整する
ようにはしています。
あまりにも連絡をとりにくい場合はメールベースで調整をしているので
困るほどではないですね。
「サポート力には自信があります」と話す橋口さん
―お話を伺っていると、転職エージェントに複数登録されていても特にかまわない、というスタンスのように感じたのですが、そのあたりはいかがですか?
本音を言えばしてほしくはないですよね(笑)
ただ、実際のところ他社さんを利用されてから 弊社に来られるケースが多いですし、そのほうが 他社の懸念点などがはっきりしてくるので 私たちもサポートをしやすいです。
他者さんを利用されて、 「自分は大勢いる求職者の中の1人に過ぎないんだな」 と感じられている方も割といらっしゃいます。
そういった方だと弊社の強みを発揮しやすいですし、 サポートもしやすいというのはあると思います。
―では、求職者の方たちに登録する前にやっておいて欲しいことなどはありますか?
ライバルが多くなって来ているので、面接で強みなどをアピールできるように
整理していただくのはいいと思います。
現職をやりきってくるということにもなるかもしれません。
職務経歴書などは書かれているのが理想ではありますが、
企業側が求めているものでなければいけないので、お会いしてからでも
まったく問題ないです。
―なるほど。ただ、自分の強みを見つけられていない方もいるとは思いますが、
その場合はどのようなサポートをされているのですか?
「うまく強みを引き出すのが私達の役目」と話す吉田さん
確かにそういう方は多いですが、何かしら強みは あるはずなので、数年過去にさかのぼってでも 見つけていただけるようにサポートしています。
謙虚になりすぎて「私には強みはないです」 とおっしゃる方もいらっしゃいますが、 そこをうまく引き出すのが私達の役割だと思っています。
面談の際にはそのあたりも含めてお話しさせていただい ています。
1度の面談で定まらない場合もあるので、その場合には 何度か面談を重ね、ご自身の強みを見つけるまで じっくりとサポートさせていただいています。
―そこまでやってもらえるのは心強いですね。
では、転職活動中に心がけてほしいことなどありますか?
常に客観的に見て欲しいなと思います。
業界だったりご自身のキャリアだったり、先入観を持たずに転職市場はマクロで
見るべきだと思います。
ひとつの情報だけで、この企業いいなとひかれてしまう方もいらっしゃいますが、
実際にはもっともっと根深いものが絡んでいたりするので、客観的に
見てトータル的に判断して欲しいなと思います。
―現在の転職市場では、どのような人物、スキルが求められていますか?
3つありまして、ひとつめは自立自走できる人。
自ら学びにいったり、自ら業務を探しにいける人ですね。
今、業務の効率だったり収益性モデルの改善というものが必要とされてきており、
受身の方というのは重宝されにくい状況になってきているので
自ら考えて行動できる人は求められていると思います。
あとは、先々を見据えて自分のキャリアやビジョンをより具体的に持っている人。
そして、2つめと少し重なりますが、自分自身をセルフマネジメントして高め、
仕事に対しての意欲を持ち続けられる人ですね。
このあたりを持ち合わせている人は、どの業界でも割と求められやすい
人材だと思いますね。
―では最後に求職者の方々へひと言メッセージをお願いします。
「マイナビエージェント」は京橋駅 相互館110タワー4階です。
弊社をご利用される方は割と初めての転職の方が 多くて、右も左もわからない状況の中で、比較的 親身に対応させていただいていると思います。
利用するという目線でもいいですし、転職すべきか どうかのところからご相談にのれればと思っています。
先ほどもお伝えしましたが、弊社では期間は 設けていないので中長期的にサポートさせて いただいています。
短期的な転職意欲の強い方だけを対象にしているわけではなく、
人生設計の中でキャリアをどう高めていくかとか、どういった仕事生活を
送っていきたいかなど、中長期的にお付き合いするスタンスでいますので
少しの悩みでもいいので、まずご相談いただければ
何らかの新しい発見をして帰っていただけるんじゃないかと思います。
「転職すべきかどうかのところから一緒に考えていきます」と語る吉田さん、橋口さん
お2人ともとても話しやすく、答えにくい質問にもお答えいただき
和やかな雰囲気でインタビューを終えることができました。
そこで感じたことは、“とにかく求職者目線である”ということ。
すぐに転職をしたい方だけでなく、転職するかどうかを迷っている段階の方
でも、手厚く、そして期間を設けず中長期的にサポートするスタイルは
求職者にとってとても心強いと思います。
「その他大勢の1人」と感じてしまうような効率重視のサポートではなく、
「その方に合ったサポートを時間をかけて」ということを大切にされていると
感じました。
求職者の目線にたったサポートと「マイナビ」というブランド力があるからこそ
求職者からも企業からも信頼を得られ、
だからこそ高い書類通過率、成約率になるのだと思いました。
「マイナビエージェント」のみなさん、快くインタビューに応えてくださり、
ありがとうございました。
「転職するかどうかまだ決められないけど興味はある」
「他社で冷たく扱われて転職活動が辛くなってきました」
「2人3脚で転職をサポートしてもらいたい」
というお考えがあるのでしたら、おすすめできる転職エージェントだと思います。
結果的に転職をしなかったとしても、これからの仕事生活、人生設計について
改めて考えてみるいい機会になるのではないでしょうか。
一歩踏み出してみると、今までと違う新しい何かが待っているかもしれませんね。