「転職活動をしたいけどお盆の時期に重なりそう」
「企業も休みだから求人数が減るのかな」
夏の時期に転職を考える多くの方が悩むのが、お盆の時期の過ごし方。
お盆休みを取る企業も多いことから、転職スケジュールを立てるのは難しいですよね。
求人数が減るのでは?という心配から、転職に向けてなかなか動けない方もいるかもしれません。
そこで今回は、お盆の時期を挟む転職活動の進め方について解説します。
ライバルから1歩抜け出る「お盆の過ごし方」もお伝えするので、最後まで読んでみてくださいね。
- お盆の転職活動で知っておきたいこと
- お盆に転職活動をするメリット
- お盆の転職活動で行いたい対策
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お盆の転職活動で知っておきたいこと
地域によって異なりますが、一般的にお盆は8月15日を中心として8月13日~16日の期間のことを指します。
企業ではこの期間を丸ごと公休とする場合があり、中途採用に少なからず影響がある企業も出てきます。
そこでお盆の時期の転職活動においては、特に以下の3つを押さえておきましょう。
では、ひとつずつ解説していきます。
面接がお盆明けになる場合がある
企業によっては、お盆明けに面接日を指定する場合があります。
働き方改革が叫ばれるなか、社員が自由に休日を取得できる企業は増えているものの、大手企業や老舗企業など、社員一律にお盆休みを取らせる企業はまだまだ存在します。
こうした大企業と取引をおこなう中小企業も、「取引先がお盆休みだからそれに合わせて弊社も休もう」となることが少なくありません。
そのためお盆期間は採用をストップし、お盆明けの8月下旬から面接をスタートさせる企業が一定数存在します。
ちなみにソニー損保が発表した「お盆の帰省に関する調査(2019)」によると、お盆休みの平均は「5.2日」ということです。
土日も含めると、連続して1週間以上お盆休みを取る企業は多いといえそうですね。
お盆中の面接スケジュールを企業に聞いておく
転職活動がお盆を挟む場合は、転職スケジュールが7日~10日ほど延びる可能性があると考えておくとよいでしょう。
ただ退職日をずらせないなど、転職スケジュールを長引かせられない方もいますよね。
一方で企業によっては、「お盆休みに入る前に面接を終わらせたい」ということから、お盆休み前に連続して面接を組む可能性もあります。
そこで企業の採用担当者に、面接スケジュールをあらかじめ聞いておくと安心です。
転職エージェントを利用している方は、キャリアアドバイザーに面接スケジュールについて質問してみましょう。
9月、10月のほうが求人は多い傾向にある
年によってバラつきはありますが、例年9月~10月にかけて新規求人が増える傾向があります。
そのため少しでも多くの求人を見たい方は、お盆明けから活動を開始するのもひとつの手です。
秋ごろの求人が多い理由は、下期のスタートを10月とする企業が多いためです。
採用予算を下期分として新たに確保する企業も多いことから、1年のなかでも中途採用が活発な時期となっています。
10月は3月期決算の企業が上期から下期に切り替わる時期です。上期の実績に応じて下期の予算や営業方針が変わるため、求人数も一斉に増える傾向にあります。
dodaより
8月で一気に求人数が減ることはない
9月と10月の新規求人数が多いと聞くと、「8月は少ないのかな」と思う方がいるかもしれません。
しかし1年間のなかで8月だけ突出して新規求人数が下がることはなく、むしろ新卒採用がピークの5月や、年末が迫り何かと忙しい12月のほうが新規求人数は減少する傾向にあります。
そのため求人数の減少を気にして、転職スケジュールを9月以降にあえてズラす必要性は低いともいえるでしょう。
「お盆明けに動こう」はリスクも
「お盆で休んで、気持ちを切り替えて転職活動に取り組もう」と考える方もいるかもしれません。
たしかに頭も体もリフレッシュしたほうが、モチベーション高く転職活動を行えることもあります。
一方で注意したいのが、同じことを考える人、つまり「お盆明けから転職活動をしようかな」と考える人が多いということです。
そのため、お盆明けの転職活動はライバルが多くなる可能性があることは注意しておきたいですね。
転職活動は「ライバルが動いていない時期にいかに対策できるか」が勝負を分けるという一面があります。
そこで「お盆明けに転職活動を始めようかな」と何となく考えている方は、あえて早めに対策してみるのもおすすめです。
たとえばお盆前やお盆中に対策することでライバルと差をつけることにつながるでしょう。
※「ライバルから1歩抜け出るお盆の過ごし方」を早く知りたい方は…
「お盆の転職活動で行いたい対策」をクリックするとジャンプします。
この章でお伝えしたことは以下の通りです。
- 企業によっては面接がお盆明けになる場合がある
- 9~10月のほうが求人は多い傾向にあるが8月が減るわけではない
- お盆明けに動くとライバルが多い可能性もある
お盆に転職活動をするメリット
お盆は転職活動として避ける方が多い時期ですが、この時期に転職するメリットもあります。
それぞれ解説します。
夏のボーナスをもらってから転職できる
お盆に転職活動を始めるメリットのひとつが、人によっては夏のボーナス(賞与)をもらったあとに転職できるということです。
多くの企業では7月にボーナスを支給するため、「もらえるものはもらってから次の会社に移る」というのもひとつの考え方です。
この場合、7月中は企業への応募などにあて、8月から面接や退職交渉に入るのが一般的な流れといえるでしょう。
ボーナス支給要件は「就業規則」を要チェック
ここで注意したいのが、企業によってボーナスの支給要件が異なるということです。
支給要件をあらかじめ確認しておかないと、「もらえると思ったのにボーナスが支給されない……」となる可能性もあります。
たとえば企業によっては「支給日在籍」(賞与支給日に社員として在籍していることが支給要件)を定めていたり、「退職をすでに決めている社員は減額」といった定めを設けていたりする企業もあります。
詳しい支給要件は企業ごとに作成される「就業規則」に載っているので、確認してみましょう。
お盆前に転職先を決めたい方や、現職を退職して転職活動をしたい方は、ボーナスの支給要件は要チェックといえます。
お金まわりに関しては、転職活動をするにあたっては特に抜かりなく確認をしたいですね。
ボーナスの支給要件をあらかじめ確認しておかないと、「もらえない……」となる可能性もある
下期開始のタイミングで入社できる可能性がある
お盆中に内定を得られると、10月1日からの入社が現実的となります。
10月は、多くの企業で下期が始まる時期。
新しいプロジェクトが始動するタイミングでもあります。
中途入社者にとって、スタート時点から携われるのは大きなメリットです。
期の途中やプロジェクトの途中から入ってしまうと、流れもわからず、「何をしたらいいんだろう……」と困惑してしまう可能性があるからですね。
そのため下期が始まることの多い10月など、スタートの段階から関われるのは中途入社者として安心材料のひとつとなります。
転職活動を始めてから退職までは2~3か月を見ておく
ちなみに、転職活動の期間は「2~3か月」を見ておくとよいでしょう。
厚生労働省が発表した「平成27年転職者実態調査の概況」によると、本格的に転職活動を始めてから退職するまで「3カ月以内」である方の割合が約6割となっています。
一方で、内定をもらってから企業が入社を待ってくれる期間は一般的に「2ヵ月」です。
そのため10月1日入社を目指すのであれば、8月1日前後に転職活動を始めるのが現実的な選択といえそうです。
ライバルが休んでいる間に転職対策ができる
お盆の時期に転職活動をおこなうメリットとして、ライバルに差をつけられることも挙げられます。
お盆は、帰省や家族旅行などで多くの方が羽を休める時期です。
仕事のことを忘れ、この先のキャリアについて考えるのは後回しにしたい方も多いのではないでしょうか?
たしかにお盆休みくらいはゆっくりしたいものですが、逆にいうとこの時期はライバルを追い抜くチャンスともいえます。
もちろん休むことも大切ではありますが、無理のない範囲でおこなえる転職対策もあります。
詳しくは、次の章で詳しく解説しますね。
この章でお伝えしたことは、以下の通りです。
- お盆に転職活動をすると夏のボーナスをもらったあとに転職できる
- ボーナスの支給要件は「就業規則」を必ず確認する
- お盆に転職活動をすると下期開始から入社できる可能性がある
- お盆の転職活動はライバルを追い抜くチャンスでもある
お盆の転職活動で行いたい対策
お盆は、将来のことについてじっくり考えられる時期でもあります。
お盆休みがなく通常通り勤務という方もいると思いますが、取引先がお盆休みだと仕事や残業が減り、時間がつくれる場合もあるでしょう。
そこで、お盆期間中に行いたい3つの転職対策を紹介します。
この3つだけでも行うことができれば、お盆明けの転職活動をスムーズに進められます。
では、それぞれ説明していきます。
キャリアのたな卸し
お盆は、キャリアのたな卸しを行うにはぴったりな時期です。
キャリアのたな卸しとは、自分はどんな経験をしてきて、どんなスキルや能力を持っているかを洗い出す作業のことです。
転職活動では「即戦力」、つまり会社に貢献できる力を持っていることが求められます。
そしてスキルや能力は、自分をアピールするための大切な‟武器“ともいえます。
しかし、「自分にはどんな力があるのか?」と立ち止まって考えてみると、意外に答えられない人は多いのではないでしょうか?
そこでおすすめは、これまでの仕事で褒められたことや、表彰を受けた経験といった「成功体験」を思い出してみることです。
成功の陰には、自分が他人と比べて誇れるスキルや能力がきっとあったはず。
「成功体験はありますか?」と面接のなかで質問されることも多いので、成功体験を思い出しておくことは面接対策にもつながり一石二鳥といえるでしょう。
ちなみにキャリアのたな卸しをおこなうと、いまの自分に足りないスキルや経験も見えてきます。
そのため「足りないスキルが身につきやすい会社を選ぼう」といったように、明確な軸をもって会社選びを行えるようになるというメリットも生まれます。
キャリアのたな卸しは、じっくり自問自答しつつ行うのが理想です。
お盆の期間を使って、自分の経験をゆっくり振り返ってみてくださいね。
職務経歴書のブラッシュアップ
転職活動を行うなかで、書類が想像以上に通過せず落ち込む方は少なくありません。
そこで職務経歴書のクオリティを高めることが大切になりますが、面接対策に気を取られ、職務経歴書の対策に時間をかける方はあまりいません。
しかし、「数値を明示する」「専門用語はなるべく使わない」といった基本的なことを押さえるだけでも、グッと見映えのよい職務経歴書が完成します。
書類のブラッシュアップはなかなか根気のいる作業でもありますが、時間をかければかけるだけ質の高い書類に近づいて行くのです。
そして結果として、書類選考の通過率を高めることにつながっていきます。
ぜひ、まとまった時間の取れるお盆休みに取り組んでみてくださいね。
ちなみに、書類選考においては意外に知られていないテクニックも存在します。
以下で詳しく解説しているので、経歴に自信がなかったり、書類がなかなか通らず悩んでいたりする方はチェックしてみてください。
転職エージェントから求人紹介を受ける
お盆を、求人を比較検討する時間にあてるのもおすすめです。
入社後に「何でこの会社に入ってしまったんだろう……」と後悔しないためにも、企業選びをあらかじめ慎重に行っておくに越したことはありません。
さらに、これまで興味のなかった業界や職種の求人を見てみることで、企業選びの選択肢が広がることもあります。
そのためできる限り多くの求人を比較検討するのが理想といえますが、お盆は予定がパンパンに詰まっている、という方も多いのではないでしょうか?
帰省に、家族旅行、友人と遠出して遊びに行くといったイベントも楽しみたいですね。
そこでおすすめなのが、転職エージェントの担当者から求人を紹介してもらうことです。
転職エージェントを使うと、自分で求人を探す手間が省けるだけでなく、自分が想像もしていなかった求人を紹介してくれることもあります。
「お盆は予定が詰まっていて、求人を探す時間がない……」という方でも、効率よく求人情報を手に入れることができるでしょう。
とくに、これから紹介する3つの転職エージェントは利用者からの評判もよくおすすめです。
実際に転職エージェントを使った方の口コミで比較したときにおすすめの転職エージェントは以下になります。
マイナビエージェント』は、20代・第二新卒から信頼されている転職エージェントNo.1のエージェントです。
『マイナビエージェントは非公開求人数が非常に多いため、登録しないと見ることができない求人が多いです。
実際に転職エージェントを使った方が評価している転職エージェントなので、登録しといて損はないと言えるでしょう。
また職種ごとに特化しているのがマイナビの強みです。
もし、以下の職種にあなたが当てはまるのであれば、以下から転職エージェントに相談してみてください。
マイナビエージェント公式ページ:
https://mynavi-agent.jp/
『doda』は、求人数と求人の質がトップクラスと評判の転職エージェントです。
また日本国内の求人だけでなく、海外の求人も取り扱っているのが魅力です。
dodaは転職サイトも併用しているエージェントであるため、無理にエージェントの機能を使わなくていいということがメリットでしょう。
エージェントを使わないと決めたのであれば、求人を探して自分で応募する形で進めていけばいいです。
転職エージェントか転職サイトか迷っている方はdodaがおすすめです。
doda公式ページ:
https://www.saiyo-doda.jp/
『type転職エージェント』は、関東に特化している転職エージェントなので、関東圏内に住んでいる方は登録しておくべきエージェントでしょう。
また、type転職エージェントを実際に利用した方の「70%以上の方が年収UPできた!」と年収交渉に強い各業界に精通したキャリアアドバイザーが在籍しています。
さらに『LINE』を使ってキャリアアドバイザーとの連絡が取れるため、空いている時間に返すだけで良くなることから、全く手間がかかりにくいエージェントです。
忙しくて隙間時間にしか連絡ができないという方はtype転職エージェントがおすすめです。
type転職エージェント公式ページ:
https://type.career-agent.jp/
以上が、口コミ評価の高い転職エージェント3社です。
まとめ|転職活動成功はお盆の過ごし方がカギ
この記事では、お盆の時期に転職活動をするメリットや知っておきたいことについてお伝えしてきました。
まとめると以下の通りです。
- お盆を含む8月に求人数が減ることはない
- お盆の転職活動はメリットも多い
- お盆の時間をうまく使えば転職活動を有利に進められる
お盆は、日ごろの仕事の疲れを癒すベストな時期ともいえます。
一方で転職について考える時間を少しでも持てると、後々の転職活動を効率よく、スムーズに進められることもあります。
今回お伝えしたことを参考に、転職成功に近づく、充実したお盆を過ごしてくださいね。
ベストワーク編集長はあなたが最高の転職を実現できるように祈っています。
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