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転職活動はコロナでどうなる?今こそ意識したい転職のポイントを解説

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坂本 卓也

この記事の監修者(転職コンサルタント)

坂本 卓也(sakamoto takuya)

プロフィール

東証一部上場エンタメ会社にて採用に携わったのち、転職コンサルタントに転身。国内大手転職エージェントにて、ハイキャリア人材から20代まで幅広い転職希望者の転職成功を実現してきた。自身もこれまで異業種への転職を2回経験。実体験に伴う情報発信もおこなっている。

「転職を考えていたけど、コロナの影響が不安で動けない」

「勤務先の経営が怪しくなりそうだけど、いま転職しても大丈夫なのかな……」

こうした不安を抱えている人は、日に日に増しているでしょう。

経済が落ち込むことが予想されるなか、今の会社に留まればいいのか、転職を考えたほうがいいのか、なかなか決められませんよね。

この記事ではこうした不安を少しでも解消するため、新型コロナウイルスが転職活動に与える影響をネガティブな面とポジティブな面の両面からお伝えします。

記事の後半では、こうした状況のなかおこなう転職活動で意識したいポイントも紹介しますので、参考にしてみてください。

  1. 新型コロナウイルスが転職活動に与えるネガティブな点
  2. 新型コロナウイルスが転職活動に与えるポジティブな点
  3. 今こそ意識したい転職活動のポイント
【2020年4月更新】緊急事態宣言が発令!転職活動に影響はあるの?転職活動をしている方やこれから転職活動を始めようと思っている方は「緊急事態宣言は転職活動に影響があるのか?」と疑問に思うでしょう。また、「緊急事態宣言で倒産や休業、派遣切りなどにあったらどうすればいいのだろう?」と不安に思ってしまうはずです。この記事では、緊急事態宣言が転職活動に与える影響について、さまざまな点から解説します。...
 

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転職活動に与えるネガティブな点

まずは、新型コロナウイルスが転職活動に与えることが予想される「ネガティブな影響」からお伝えします。

特に、以下の3点が考えられます。

それぞれ説明しますね。

採用が縮小する可能性がある

ひとつ目の影響は、採用数が縮小される可能性があることです。

dodaエージェントサービスが発表した「転職求人倍率レポート(2020年2月)」によると、2020年2月の求人倍率は「2.52倍」で、前月比「-0.08pt」となったことが分かりました。

毎年2月は、4月の年度はじめの社員受け入れに向けて採用が活発になる時期です。

しかし前月比で微減であることから、「コロナの影響が少なからずあるのでは」という見立てもされています。

参考元:https://doda.jp/guide/kyujin_bairitsu/

ちなみにリーマンショック発生後は、有効求人倍率が1.0から0.4近くまで落ち込んだというデータもあります。

参考元:https://www.jil.go.jp/kokunai/statistics/timeseries/html/g0301.html

今回のコロナの影響が求人倍率にどれほど影響を与えるかは、まだまだ不透明です。

ただ経済が悪化すれば、企業が人件費を抑えることは現実的な判断ともいえるでしょう。

コロナで打撃を受けている「旅行」や「飲食」といった業界は、採用の見送りも考えられます。

しかしながら、慢性的な「人手不足」に悩まされている企業があることも事実です。

そのためコロナが収束したあとを見据え、採用数を大幅に下げないのでは、という見立てをすることもできます。

外資系企業の採用縮小は避けられない

一方、外資系企業の採用縮小は避けられないでしょう。

アメリカやイタリアをはじめ、欧米企業はコロナで甚大な影響を受けています。

日本経済新聞(2020年3月20日)は、全米最大のホテルチェーン「マリオット・インターナショナル」が、米国内の一部従業員の一時解雇や無給休暇に踏み切ると決めたと報じています。

参考元:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57050500Q0A320C2000000/

このように、欧米ではすでに人員削減がおこなわれていることから、追加で大幅に採用することは当面考えられない状況です。

もちろん本国の採用縮小は、その外資系企業の「日本法人の採用縮小」も意味します。

そのため外資系企業への転職を考えている方は、希望する企業の状況をより注視する必要がありそうです。

厳選採用になる可能性がある

採用数が縮小された場合、企業は厳選採用に走る可能性があります。

つまり能力の高い方に内定が集まり、スキルに乏しい方はなかなか内定できない状況がこれまで以上に加速することが予想されるのです。

また「同じスキルであれば、給与が低くて済む若い人を採用しよう」といった状況が生まれるかもしれません。

もちろん業界や職種によって異なりますし、年齢が高くてもマネジメント経験が豊富であれば、それだけで内定に近づくこともあります。

しかし転職市場が活況であった“コロナ前”と比べると、企業が採用に慎重になることはほぼ確実といえるでしょう。

ちなみに内定がなかなかもらえないと、心身ともに疲弊する方も出てきます。

特に現職を退職して転職活動をしようと決めている方は、決まらない場合のリスクも踏まえて行動することをおすすめします。

会社の雰囲気が分かりにくくなる

コロナが転職に与える影響として、会社の雰囲気が分かりにくくなることも挙げられます。

この数か月、説明会をWEBでおこなう企業や、面接をテレビ電話でおこなうといった企業が増えています。

これ自体は感染リスク軽減が期待できるため、求職者としてはメリットともいえます。

一方で面接官の雰囲気が伝わりづらかったり、会社の雰囲気が分かりにくかったりする点はデメリットともいえるでしょう。

社風は、会社選びの大切なポイントです。

どんなに良い条件を与えられても、入社後に社風とのミスマッチを感じたために再転職を考える方は少なくありません。

そのためWEB面接で雰囲気が掴み切れない部分は、「OpenWork」などの社員口コミサイトを使って、入社を検討する会社の情報を少しでも多く手に入れるのがおすすめです。

改めて、コロナ転職活動に与える可能性があるネガティブな点は以下の3つです。

  • 採用が縮小する可能性がある
  • 厳選採用になる可能性がある
  • 会社の雰囲気が分かりにくくなる

次に、ポジティブに働くことが予想される点をお伝えします。

転職活動に与えるポジティブな点

転職活動へのマイナスな影響を感じた方のなかには、

「いまは動かないほうがいいのかな……」

と思う方もいるでしょう。

しかし以下のように、転職活動に与えるプラスの面もあります。

それぞれ解説しますね。

企業を慎重に選ぶ時間が増える

まずひとつ目は、企業を慎重に選ぶ時間が増えることです。

コロナの影響で、就業時間が減ったり、在宅勤務になって通勤がなくなったりした方も多いでしょう。

外出自粛で家にいることが増えた方もいますよね。

このように時間が生まれたことは、転職活動に限ってはプラスともいえます。

なぜなら、応募する企業を慎重に検討できるからです。

普段は忙しく、転職について考える時間がなかった方にとっては、キャリアプランをしっかり描けるというメリットもあるでしょう。

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企業について深く調べよう

転職活動で失敗する方の多くは、求人票に書いてある「年収」や「福利厚生」に惹かれ、応募企業について深く調べません。

しかし求人票は、応募を集めるために良く書かれていることが少なくないのです。

入社してみたら「ブラック」だった……、といったことにならないためにも、応募企業について入念に調べることは欠かせません。

今後、コロナの影響で応募が集まらず、企業側が求人の募集締切を延長することも考えられます。

これをプラスに捉え、企業を比較検討したり、求人票に書いてあることを精査したりする時間をつくれれば、コロナの影響をポジティブなものに変えることもできるでしょう。

意識してなかった会社も選択肢に入る

転職の視野が広がる、というのもポジティブな面といえるかもしれません。

コロナに関わる一連の出来事のなかで、在宅勤務のメリットや、満員電車のストレスがいかに大きかったかを感じている方もいますよね。

逆に、会社の体制が整っていないため、リモートワークをしたいのにできない方も少なからずいるでしょう。

そのため転職先に、今より安心して働ける環境を求める方が増えることが予想されます。

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例えば、リモートワークが進むIT企業やベンチャー企業、生活に欠かせないインフラや流通といった業界が注目を集めるかもしれません。

転職活動では一般的に「大手」や「有名企業」に人気が集まります。

しかしこれらの企業が「安心して働けるか」というと、全ての企業がそうとも言えないのです。

そのため知名度だけではなく、「自分にとって働きやすい会社か」を冷静に考えて企業選びをすることが大切です。

今回のコロナの騒動のなかでいち早く在宅勤務を取り入れた企業など、働き方改革に積極的な企業を探してみるのも良いかもしれませんね。

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書類や面接対策に時間を割ける

時間ができたことで、応募書類や面接対策に時間を割けるのもメリットのひとつといえます。

同じ能力の候補者が並んだ場合、対策の差が明暗を分けます。

特に職務経歴書は、多くの転職者が手を抜きがちです。

そのため時間をかけて丁寧に職務経歴書を書けば、それだけアピールにつながり、通過率が上がることが期待できるのです。

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また、面接対策も欠かせません。

転職がはじめての方のなかには、面接は就活以来という方もいるでしょう。

ただ転職の面接には、就活とは違って押さえたいポイントがいくつもあります。

面接に苦手意識がある方は、コロナの影響で生まれた時間を使って面接対策に取り組むのもひとつの手でしょう。

面接に関しては、以下の記事でポイントを詳しく述べています。

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コロナの影響は、一概に悪いことばかりではありません。

改めて、ポジティブに捉えられる点をお伝えします。

  • 企業を慎重に選ぶ時間が増える
  • 意識してなかった会社も選択肢に入る
  • 書類や面接対策に時間を割ける

続いて、不安定な今こそ意識したい「転職活動のポイント」をお伝えします。

今こそ意識したい転職を成功させるポイント

連日、コロナに関わる様々な情報が耳に入ってきます。

不安が不安を呼ぶような毎日ですが、こうした時ほど冷静になることが大切です。

特に転職のような「大切な選択」をするときは、焦って闇雲に行動することは避けたいですよね。

そこで落ち着かない今だからこそ、以下の点を意識しましょう。

冷静に行動し、いまできることを積み上げた先に転職の成功も見えてきます。

では、それぞれ説明します。

「転職で実現したいこと」を冷静に考える

まずは、そもそも何のために転職をするのかを冷静に考えてみましょう。

「すぐに決めないと」と焦って転職すると、入社後に後悔する確率が高まります。

そのため「どうして転職するのか?」「転職で実現したいことは何か?」を、いま一度考えてみることが大切です。

たとえば、経営が安定している企業に入社したい方もいますよね。

ただ、ここで注意したいのが「目先の数字に惑わされないこと」です。

コロナの影響で、目先の利益が一時的に落ちている場合もあれば、その逆で利益が跳ね上がっている企業も存在します。

そのため短期的な目線ではなく、長期的に見て安心といえるかを冷静に判断する必要があるのです。

転職で実現したいことと言われてもなかなかピンと来ない方は、以下の記事で「転職の軸」の考え方を詳しく解説しているので参考にしてみてください。

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WEB面接のコツを押さえる

コロナの影響で、WEB面接をおこなう企業が増えています。

収束が見通せないことからも、WEB面接を実施する企業は今後も増えていくでしょう。

そこでこの時期の転職成功に向けて、WEB面接を攻略することもひとつの手段となってきます。

具体的には、以下の点に気をつけましょう。

どれも当たり前なことに思えますが、WEB面接となると油断してしまう方が意外と少なくありません。

それぞれ、解説しますね。

インターネット環境のチェック

WEB面接では、インターネット回線の安定が非常に大切になってきます。

特に気をつけたいのが「ポケットWi-Fi(持ち運び可能なネット端末)」を使用している場合です。

「ポケットWi-Fi」は、ネット使用量に制限がある場合が少なくありません。

そのため面接中に使用制限に達し、面接ができなくなるリスクがあるのです。

そこでWEB面接が始まる前の数日間は、ネット使用量に気を配るようにしたいですね。

面接によっては1時間近くかかる場合もあるので、事前に面接時間を把握しておくことも大切になるでしょう。

周りには何も置かない

WEB面接では、自分の周りにモノを置かないように注意しましょう。

面接官からは、周囲の様子は意外によく見えるものです。

そのため自宅でWEB面接をおこなうときは、なるべく“生活感”を出さないように気をつけたいですね。

もちろん、服装や髪型といったマナーにも要注意です。

「WEB面接こそマナーが見られている」といった意識をもって臨むようにしましょう。

面接官の目を見て話す

WEB面接に慣れていない方にありがちなのが、視線が集中しないことです。

つまり「面接官の目を見て話すこと」がなかなかできなくなるのです。

WEB面接で使用するツールにもよりますが、画面の周囲にアイコンや操作ボタンなどが配置されていることがあります。

そのため、面接中にそれらが気になってしまうんですね。

ただ面接官からすると、候補者の視線が行ったり来たりしていると挙動不審な印象を受けてしまいます。

そこでおすすめなのが、できる限り画面を「フルスクリーンモード」にして面接に臨むことです。

ちょっとした工夫ですが、これによって面接に集中でき、面接官にマイナスな印象を与えずに済みます。

ぜひ、試してみてください。

企業や業界の情報は転職エージェントを頼る

今回のコロナのように経済に与える影響が分からないことが出てきた場合、志望業界の採用動向などは特に分かりにくくなります。

そこで頼りたいのが、転職エージェントです。

多くの転職エージェントは、「金融」「IT」といったように業界ごとに専門チームを持っています。

そしてキャリアアドバイザーは、その業界のプロともいえる存在です。

そのため「コロナの影響で採用がどうなるか」「この時期の対策は何をすればいいのか」といった疑問を解消するうえで、転職エージェントは欠かせない存在となるのです。

では、どの転職エージェントを使えば良いのでしょうか?

おすすめは、口コミで評価の高い転職エージェントを選ぶことです。

特に『マイナビエージェント』は、利用者満足度No.1の転職エージェントに輝くなど、転職者の評判が良いことが特徴です。

実際に転職エージェントを使った方の口コミで比較したときにおすすめの転職エージェントは以下になります。

1位:マイナビエージェント
マイナビエージェント
おすすめ度:

口コミを見る公式ページへマイナビエージェント』は、20代・第二新卒から信頼されている転職エージェントNo.1のエージェントです。

マイナビエージェントは非公開求人数が非常に多いため、登録しないと見ることができない求人が多いです。

実際に転職エージェントを使った方が評価している転職エージェントなので、登録しといて損はないと言えるでしょう。

また職種ごとに特化しているのがマイナビの強みです。

もし、以下の職種にあなたが当てはまるのであれば、以下から転職エージェントに相談してみてください。

マイナビエージェント公式ページ:
https://mynavi-agent.jp/

2位:doda
doda
おすすめ度:

doda』は、求人数と求人の質がトップクラスと評判の転職エージェントです。

また日本国内の求人だけでなく、海外の求人も取り扱っているのが魅力です。

dodaは転職サイトも併用しているエージェントであるため、無理にエージェントの機能を使わなくていいということがメリットでしょう。

エージェントを使わないと決めたのであれば、求人を探して自分で応募する形で進めていけばいいです。

転職エージェントか転職サイトか迷っている方はdodaがおすすめです。

doda公式ページ:
https://www.saiyo-doda.jp/

3位:type転職エージェント
type転職エージェント
おすすめ度:

type転職エージェント』は、関東に特化している転職エージェントなので、関東圏内に住んでいる方は登録しておくべきエージェントでしょう。

また、type転職エージェントを実際に利用した方の「70%以上の方が年収UPできた!」と年収交渉に強い各業界に精通したキャリアアドバイザーが在籍しています。

さらに『LINE』を使ってキャリアアドバイザーとの連絡が取れるため、空いている時間に返すだけで良くなることから、全く手間がかかりにくいエージェントです。

忙しくて隙間時間にしか連絡ができないという方はtype転職エージェントがおすすめです。

type転職エージェント公式ページ:
https://type.career-agent.jp/

以上が、口コミ評価の高い転職エージェント3社です。

まとめ|コロナで転職活動が不安な時こそ、冷静な情報収集に努めよう

コロナで転職活動が不安な時こそ意識したいことは、以下の通りです。

不安なときこそ意識したいこと
  • 「転職で実現したいこと」を冷静に考える
  • WEB面接のコツを押さえる
  • 企業や業界の情報は転職エージェントを頼る

コロナについては、連日いろいろな情報が飛び交っています。

「コロナ疲れ」ならぬ、「情報疲れ」になっている方も少なくないでしょう。

今後、転職に関わる情報が多く流れることも予想されます。

そこで大切になるのが、情報を冷静な目で判断することです。

自分ひとりの情報収集に不安を感じたら、転職エージェントから客観的な意見をもらうのも手です。

コロナに惑わされず、情報をしっかり選別したうえで、人生の大切な選択である転職を成功させましょう。

ベストワーク編集長はあなたが最高の転職を実現できるように祈っています。

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