「医師として海外で働きたいんだけど…」
「海外の医療を学びたい…」
という悩みを解消します。
ただ、「海外の医師の仕事を探したい!」と思っても、どうやって探せばいいのか、どの国がいいのかと迷ってしまいますよね。
この記事を読めば、海外で医師の仕事をするために、どんな方法を取ればいいのかがわかるように解説しています。
海外で働く夢に向けて具体的な道筋が見えて「チャレンジしてみよう!」と動き出せるはずですよ!
- 海外で働きたい医師が増えている
- 医師が海外で働くメリット・デメリット
- 海外で働く方法
- 海外の医師の求人が多い転職サイト
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海外で働きたい医師が増えている実態
海外で医師の仕事をしたいと考える方が増えてきています!
そのため、医師向けの転職エージェントも海外の求人を扱っているところも多いのが現状。
医師免許を取得して医師になってから、日本国内で働くよりも、海外での医師の経験があるとより知識や技術、症例数などを増やすことができるでしょう。
ですから、機会があれば「海外で働きたい」と考える方が多いのです。
働く国によって医療の技術や症例数などが違い、医師同士のディスカッションやカンファレンスなど、違う視点から多くのことを学ぶことができる海外の仕事。
これから医師が海外で働くメリット・デメリットなどを解説していきます。
しっかりと学びたい場合には2年〜数年くらい滞在して働くことが理想的ですが、1年間、もしくはそれ以下の短期での海外の仕事をこなすだけでも、多くのことを得られるでしょう。
医師が海外で働くメリット・デメリット
医師が海外で働くメリットとデメリットについて詳しくご紹介します。
それでは1つずつ解説していくので、海外で働く意思があるのかを自分に問いながら見ていくようにしてください。
2-1.海外で働くメリット
医師が海外で働くメリットは以下の4点があります。
それぞれのメリットを詳しく解説していきます。
最先端の医療を学べる
欧米では医療の研究は日本よりも進んでいます。
そのため、それらの国で働くことは医師にとって、最先端の医療技術に触れて学べる絶好のチャンスです。
また、あなたの専門の科の症例数が日本よりも多い国ならば、より自分の専門的知識を深めて、帰国後にその技術を活かした治療を行うこともできるでしょう。
そのため、海外で働くことで、最先端の医療を学ぶことができます。
海外から日本の医療を見直すことができる
海外の医療現場は当然、日本とは違います。
そのため医療行為のやり方や病院のシステム、勤務時間や休日、給料など海外で働くことで、日本の医療について客観的に知ることができ、いい面も悪い面も改めて理解することができるでしょう。
外国での生活や子育てができる
日本以外の国での生活は、グローバルな視野を持つ助けになります。
生活することで見えてくることや、海外の友人を作り交流を深めることは、医師の経験値をあげるだけではなく、人として成長させてくれるもの。
また家族と一緒に海外で生活する場合、子どもにも海外の教育を受けさせることができます。
日本ではなく外国での生活や子育てをすることで、ワンランクアップの教育などを行うことができるでしょう。
帰国後のキャリアップ
海外で学んだことや研究したことを、日本に帰国してから活かすことができます。
そのため、帰国後に働く病院を探すときにも、あなたの海外での経験と今後日本の医療に活用したいことなどを実現できるような職場を選ぶといいでしょう。
2-2.海外で働くデメリット
医師が海外で働くデメリットは以下の3点があります。
それぞれのデメリットを踏まえて、海外で医師として働けるかを考えていきましょう。
言葉の問題
医学用語については理解ができていても、外国人の医師たちとチームを組んで医療に当たったり、休憩時間や休みの日にコミュニケーションが取れるよう、その国の言葉を学ぶ必要があります。
最低限、英語で日常会話ができるくらいのレベルの語学力を習得しておきましょう。
帰国後の職場を見つける必要がある
短期ではなく1年以上海外で働くことになると、渡航前に働いていた職場を辞めなければいけません。
そのため帰国が決まったら、転職活動をする必要があります。
元の働いていた病院に戻る契約をして、海外で期間を決めて働くならいいですが、辞めてしまっている場合、日本に帰る前もしくは帰国後に、仕事を探さなければいけません。
帰国までに海外で学んできたことや得た技術を活かせる職場を探しておくようにしましょう。
生活や習慣が合わない場合も
海外の生活や習慣などに馴染めない可能性もあります。
医師は仕事ややりたい勉強があるのであまり気にならなくても、一緒についてきてくれた家族がストレスを感じてしまう場合があります。
※海外の医師生活には学びややりがいを感じられるが、帰国後の仕事を探さなければならず、生活習慣に馴染めない場合もある。
- 英語で日常会話ができるくらいのレベルの語学力を習得しておく必要がある。
- 日本に帰る前もしくは帰国後に、仕事を探さなければいけない。
- 海外の生活や習慣などに馴染めない可能性もある。
医師が海外で働く方法を徹底解説
海外で医師が働く方法はいくつかあります。
どんな方法があなたの希望に近い海外での働き方ができるか、参考にしてください。
それでは1つずつ詳しく解説していきます。
大前提に!原則その国の医師免許が必要
海外で医師の仕事をする場合、原則はその国の医師免許が必要です。
現地で1年〜2年の「臨床の研修」を受けて試験に合格して医師免許を取得できれば、働くことができるようになります。
この研修期間中は、多少給料をもらうことができるので、経済的にもメリットがある方法といえるでしょう。
またアメリカの場合は、州ごとに医師免許を発行するので働きたい州の試験に合格する必要があります。
その試験に受かれば、その州で医師の仕事ができるようになります。
3-1.研修留学をする
研修のために留学をする場合は、その国の医師免許は必要ありません。
ですから日本の医師免許だけで留学して、その国の医学を学ぶことができます。
しかし勉強するための「留学生」の立場になるので、給料をもらえることはあまりなく、現地での生活費をどうするかについて渡航前に考えなければいけません。
1ヶ月や半年などの短い期間であれば、今働いている病院に在籍したまま留学することも可能かもしれません。
3-2.「国境なき医師団」に参加
国際NGP団体の「国境なき医師団」に参加する場合、赴任先の国の政府の許可があれば、日本の医師免許だけでボランティアの医師で活動することができます。
ただし、最新の医療技術を学ぶのではなく貧困や自然災害、紛争などで十分な医療が受けられない地域での活動がメイン。
「自分の持っている知識と技術を誰かのために役立てたい」と考えるような医師の方にはおすすめです。
3-3.「国際緊急救助隊」に参加
JICA(国際協力機構)の「国際緊急救助隊」への参加も日本の医師免許だけで可能です。
こちらも発展途上国で保険医療サービスを提供することが仕事になります。
3-4.海外の大使館で働く
外務省に就職して、海外の大使館の医師として働く方法もあります。
この仕事も日本の医師免許があればできますが、医務官になるための筆記試験や面接を事前に受ける必要があります。
医務官として、各国の大使館で働いている職員と家族の健康管理や、現地の医療状況の調査、渡航する日本人向けの情報提供などが主な仕事になります。
- 海外で働くためにはその国の医師免許が必要
- 日本の医師免許だけで働く方法は留学や、ボランティア活動に参加する、大使館などがある
海外の医師の求人が多い転職サイト
海外の医師の求人を探すなら、転職サイトを利用するのがおすすめです。
個人で海外の仕事を探す場合、
- 言葉の問題があるうえそれぞれの国のビザ
- 税金など医師の仕事以外のさまざまな法律や手続き
などをクリアしなければいけません。
さらに家を借りたり、住むエリアの治安についてなど、現地の詳しい情報を日本にいながら収集するのは難しいでしょう。
しかし、転職サイトにはキャリアアドバイザーがいます。
たくさんの医師に海外の仕事や求人を紹介している実績があるので、詳しい話を聞くことができます。
また、複数の転職サイトに登録すると、それぞれの抱えている案件を紹介してもらえるうえ、キャリアアドバイザーとの相性も見ながら転職活動を進めていけるのでおすすめです。
さらに詳しく医師向けの転職エージェントを知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
4-1.医師転職コンシェルジュ
転職後の医師の満足度が97%の「医師転職コンシェルジュ」。
医師の転職を12年以上担当しているキャリアアドバイザーが、あなたの希望する条件をしっかりヒアリングし、マッチする求人を紹介してくれます。
近年は海外での勤務を希望する医師も増えているために、海外求人も複数取り扱っている転職サイト。
海外(特にアジア圏)では総合診療医、や総合内科医、家庭医などの需要があり、小児科も担当できる医師は歓迎される傾向があります。
諸外国の外国人医師の規制などもあるので、求人は豊富ではありませんが、情報収集をしながらこまめにキャリアアドバイザーと連絡を取りチェックしておくといいでしょう。
4-2.e-doctor
中国をはじめ、アジアの各国の求人やその他の国の医師の求人も扱う「e-doctor」。
キャリアアドバイザーが厳選した転職先だけを扱っています。
非公開求人も多くあり、海外の日本人医師の求人や外国人医師が日本で働くためのサポートなどグローバルなサポートが魅力。
そのため担当のキャリアアドバイザーが海外で転職できるようさまざま支援してくれます。
4-3.エムスリーキャリアエージェント
医師や薬剤師を専門とした転職サイトの「エムスリーキャリアエージェント」。
医療従事者向けのm3.comを運営するグループが運営しているので、求人数だけではなく、それぞれの転職先の情報収集力も高いと評判です。
関東内の求人が40%ですが、北海道から沖縄までの日本全国そして海外の求人も扱っています。
4-4.D to D コンシェルジュ
「D to D コンシェルジュ」は医師の常勤や非常勤、アルバイトの求人だけではなく、海外の求人や開業の支援などのサービスも行っています。
全国8,000件以上の医療機関の求人と、登録している80,000名以上のドクターを抱えている転職支援サイト。
登録後、キャリアアドバイザーとWebやメールなどで医師の希望条件やキャリアを確認し、最適な医療機関を紹介してくれます。
また海外の求人も取り扱っていて、通訳がいる日本語だけでOKの案件といった語学の問題をクリアした求人もあります。
4-5.日経メディカルキャリア
求人件数が2万件以上ある「日経メディカルキャリア」は、日経メディカルOnlineが運営している日本最大級の医師求人の専門サイト。
常勤、非常勤、スポットなど働き方別に求人を探すことができます。
求人を検索することはもちろん、キャリアアドバイザーからおすすめの案件を提案してもらうこともできます。
また登録しておけば、医療機関や転職支援会社から、希望する条件の仕事があった場合に連絡が来るスカウトサービスもあります。
北海道から沖縄まで全国の求人を扱っているうえ、海外の求人も検索することができますが、海外の案件自体は少なめのようです。
5-6.求人ボックス
「求人ボックス」はカカクコムが運営する求人検索サイトです。
医師の仕事だけではなくさまざまな職種の求人を見ることができ、新着の求人数は日本最大級。
条件を入れて検索し、気になる求人があったら直接応募することができます。
そのため「海外」、「医師」などのキーワードでときどき検索して見るといいでしょう。
まとめ|海外の医師の求人は少なめで人気!
最後に、この記事でお伝えした医師が海外で働くメリット・デメリット、おすすめの転職サイトは以下の通りです。
海外医師の求人は、アジア圏を中心に転職サイトでも扱っています。
それぞれの国や求人によって、担当する診療科は違いますし、日本の医師免許だけでOKな案件や、通訳付きで日本語のみで勤務できるところなどもあります。
海外で働くことは、その国の医療を学ぶことができるうえ、今までの日本での医療についても気付ける良いチャンスです。
- 最先端の医療技術を学べる
- 海外生活を送れる
- 帰国後キャリアアップできる
しかし働く国の医師免許が必要な場合も多く、すぐに求人があれば赴任できるというわけではありません。
また海外で医師の仕事をしてみても合わずにすぐ帰国してしまうケースもあります。
- 言葉の壁
- 生活が合わない
- 帰国後の転職先を探す必要がある
臨床医の仕事だけではなく、さまざまな形で海外で医師の知識と経験を生かして活動することもできます。
- 研修留学
- 国境なき医師団や国際緊急救助隊のボランティアに参加
- 海外の大使館に勤務
もしも海外の求人を探すならば、医師向けの転職サイトを利用するのがおすすめです。
なぜなら求人情報だけではなく、その国の情勢やビザ、税金などのさまざまな事情に精通しているので仕事内容だけではなく、生活に関する疑問や質問などにもキャリアアドバイザーが答えてくれます。
- 医師転職コンシェルジュ
- e-doctor
- エムスリーキャリアエージェント
- D to D コンシェルジュ
- 日経メディカルキャリア
- 求人ボックス
基本的にすぐに医師の仕事で海外の病院に転職できる案件は、アジア圏がメインです。
ただし海外の求人自体が少なく、海外勤務を希望する医師も増えているため、すぐには希望する条件の仕事がないかもしれません。
しかし現地の日本人向けのクリニックや病院などで、医師の採用をしたいと考えるケースや新規開設の病院の医師を募集するケースもあります。
ですから海外で働きたいと考えている方は、まずは転職サイトに登録して少し長いスパンでキャリアアドバイザーとやりとりをしながら求人を探してみてください。
ベストワーク編集長はあなたが最高の転職を実現できるように祈っています。
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