「看護師の転職先にはどんな場所があるんだろう…」
と悩んでいませんか?
また、「看護師から別の仕事に転職して収入が下がるのでは…」と不安に思う方もいるはずです。
この記事では、看護師から転職を成功させたいと考えている方に向けて看護師の資格で働ける仕事を紹介します。
この記事を読めば、看護師からどんな種類の職種に転職できるのかがわかります。
いまは「看護師を辞めたいけれど、どんな仕事があるのかわからないし」と迷っている方でも、読み終えた後には「看護師から転職して幸せになろう!」と動き出せるはずですよ!
- 企業で働く
- クリニックで働く
- 介護業界で働く
- 学校で働く
- 健診機関や献血センターで働く
- 夜勤だけで働く
- 看護師の珍しい仕事
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目次
1.看護師から転職するならどんな仕事がある?
看護師の仕事というと病院勤務が一般的です。
配属される病棟や科にもよりますが、夜勤や早番・遅番などのシフト制の勤務のため、休みが不規則で体力も必要とされる仕事です。
20代の若いうちは勤務をこなすことは問題ないかもしれませんが、年齢を重ねていくと夜勤がきつく感じたり、妊娠や出産などで今までと同じ働き方を続けることが難しくなるかもしれません。
また人間関係がうまくいかないなど、さまざまな理由で「看護師から転職したい」と考える方も多くいます。
病院勤務しかしたことがない場合は、「看護師の資格でできる仕事はあるのだろうか」と疑問に思うかもしれませんが、看護師から転職できる仕事は実はたくさんあります。
日勤だけの勤務や、土日が休める仕事、パートタイムで働けるなど働き方もさまざまです。
今までの看護師の知識と経験を活かせる仕事というのはもちろん、違う業界や珍しい仕事もあります。
2.企業で働く
看護師の資格や経験を活かして、一般企業で働ける職種をご紹介します。
以下は、企業での仕事になるので夜勤がなく土日に休めるというメリットがあります。
それでは1つずつ解説していきます。
2-1.産業看護師
企業内で看護師が働くことを「産業看護師」と言います。
企業に採用されて働くので、土日が休みで企業の就業時間に合わせた日勤になります。
医務室で社員の健康管理を行ったり、パソコンを使ったデスクワークなどが主な仕事になるので、体力的な負担が少なくなります。
医療行為を行う機会はあまりないので、精神的な負担も軽減される反面、医療スキルが落ちてしまうというデメリットもあるでしょう。
またパソコンの操作を覚える必要があります。
基本的に「1つの企業に産業看護師は1人」なので、的確な判断が求められる職でもあります。
給与面は、看護師の経験年数を考慮して企業の基準で決められますが、平均年収で400万〜600万円くらいです。
場合によっては夜勤がなくなる分、年収が下がってしまう可能性があるでしょう。
2-2.MR(Medical Representatives)
「MR」は、製薬会社での仕事です。
営業部門のなかにあり医療機関を訪問して、自社が扱う医薬品や医薬情報全般を医師や看護師、薬剤師などに提供する仕事です。
一方、病院で使用された医薬品の効き目や使い方、副作用などを医療現場から聞き、フィードバックすることも仕事になります。
看護師で病院で働いていた経験を活かして、次は薬を提供する側になり医師や看護師に必要な情報を提供しコミュニケーションを取ります。
MRの給与は高めな企業が多く、平均年収は500万〜700万円ほどです。
転職による収入UPを目指したい方にもおすすめです。
2-3.CRAやCRC
「CRA(Clinical Research Associate)」は臨床開発モニターのことをいいます。
治験に関する契約やモニタリング、症例の報告書をチェックして回収したり、治験に関するさまざまな業務を行います。
「製薬会社」や「医療機器メーカー」、「メーカーの臨床開発」を代行する組織などでも活躍できる仕事です。
薬を投与した時に現われる小さな副作用をチェックしたり、看護師の知識と経験が必要となるアドバイスなどを行います。
また医療機関で働く「CRC(Clinical Research Coordinator)」を「治験コーディネーター」といいます。
臨床開発モニターのCRAや医師、薬剤部や検査部、治験の事務局など、治験に関わるすべての関係者や部署と連携を取ります。
また被験者の患者さんをサポートしながら治験全体をまとめる仕事です。
こちらも看護師の経験と知識を活かして働ける仕事です。
臨床開発モニターの方が民間の製薬会社ということもあり、給与は高めで成果次第でかなり幅がありますが400万〜800万、治験コーディネーターは年収で380万〜400万円くらいが相場でしょう。
2-4.クリニカルスペシャリスト
「クリニカルスペシャリスト」は、医療機器メーカーでの仕事です。
営業の仕事で自社で開発した医療機器を、大学病院や総合病院の医師や看護師に説明や、デモンストレーションを行います。
また医療機器や用具の販売後の製品導入の立ち合いや、アフターフォローなども行います。
看護師の資格が求められるので、看護師の転職先にはおすすめです。
クリニカルスペシャリストの年収は、それぞれの企業で違いはありますが400万〜600万円ほどで、外資系の方が給与が高い傾向にあります。
- 看護師が企業に転職する場合、産業看護師やMR、CRAやCRC、クリニカルスペシャリストなどの道がある
3.別の病院で看護師として働く
別の病院で夜勤のない働き方をすることもできます。
「美容外科」や「美容皮膚科」や「クリニック」のような病院であれば、夜勤がない日勤で仕事をすることができます。
ただ美容系の病院の場合は、より効果のある施術を患者さんに勧めたり、取り扱っているドクターズコスメ、サプリメントなどを販売する仕事が含まれる場合もあります。
ノルマがあるクリニックもあるうえ、指名によって給与がアップするなど営業的な面がある仕事です。
しかし一般の病院よりも給与が高めで年収で800万〜1,000万というクリニックもあります。
またクリニックで扱う商品を割引で買えるケースもあり、美容業界に興味のある看護師には人気の仕事です。
ただし、美容系クリニックでのスキルは病院への転職する時には「臨床経験」と認められない場合があります。
4.看護師として介護業界で働く
介護業界で看護師の経験を生かした仕事もたくさんあります。
介護施設で働いたり、こちらから訪問する仕事など働き方もさまざまです。
それぞれ詳しく説明していきます。
4-1.介護施設で働く
老人ホームや養護施設での看護師の仕事は、入居しているお年寄りの健康管理です。
- バイタルチェック
- 投薬管理
- 栄養管理
- 介護職員へのアドバイス
- 病院に行く時の付き添い
など、さまざまなお年寄りが施設で健康に暮らせるためのケアを行います。
施設によっては医師は常駐していなく、看護師が判断して行動しなければいけない場合もあるので、責任の重い仕事でもあります。
お年寄りの世話をする介護職員とコミュニケーションを取りながら、仕事をしていきます。
基本的に残業がなく決まった時間で働くことができるので、小さい子どもがいる看護師や、産休から復帰したばかりの看護師などにも適した職場といえます。
しかし高度な医療行為を行う職場ではないので、スキルが落ちるというデメリットがあります。
これから介護業界は、需要が高まるばかりの職種ですから、転職しやすい業界といえるでしょう。
給与は介護職全体で低いので、平均で440万〜550万円ほどなので看護師から転職して下がる場合もあります。
4-2.デイサービスで働く
デイサービスにお年寄りが来た時に、入浴や生活のサポートを行います。
バイタルチェックはもちろん、医師がいないので運動したり入浴できる状態かを看護師が判断します。
投薬の管理や人工呼吸器や床ずれのケアなどさまざまなお世話をします。
看護師の知識や経験を活かした仕事です。
働く時間が決まっているので残業はなく、体力的にも負担の少ない仕事といえます。
年収は約380万〜430万ほどです。
4-3.訪問看護師として働く
訪問看護は病気や障害のある地域の住民の自宅を訪れて、医師の指示書をもとにケアを行う仕事です。
お年寄りから子どもまで幅広い層をケアするだけではなく、家族へのアドバイスやサポートも行います。
訪問看護ステーションに出勤して、そこから家庭へ訪問し、お世話をして夕方には訪問看護ステーションで、ケアしてきた記録や情報を共有して仕事が終了します。
定時で帰れることがほとんどで、一人ひとりをしっかりケアしたい方、アルバイトやパートで働くこともできるので、家庭と両立させたいという看護師におすすめです。
年収は平均で360万円ほどですが管理職になると600万円ぐらいの場合もあります。
- 介護業界での看護師の仕事は、介護施設やデイサービス、訪問看護など
5.子ども好きなら学校で働く
子どもが集まる保育園や学校などで、看護師の仕事を得ることもできます。
小学校や中学校、高校で看護師が働きたい場合は、養護教諭の資格を取らなければいけませんが、大学ならば看護師の資格があれば働くことができます。
ここでは看護師の資格だけで転職できる職場をご紹介します。
5-1.保育園
厚生労働省が保育園に一人は看護師を置くよう提唱していることもあり、保育園で働く看護師が増えてきました。
保育園での看護師の仕事は、子ども達の健康管理はもちろん、怪我の応急処置や、保護者に対しての子どもの健康相談やアドバイス、職員の健康管理などがあります。
専門的な医療行為を行うというよりも、予防や健康管理がメインの仕事になってきます。
勤務時間が短く、夜勤などはありません。
保育園にもよりますが、給与は低めで年収250万〜300万円くらいが相場といえます。
5-2.大学
大学の保健室で看護師の資格で働くこともできます。
大学生や教職員の健康管理や怪我、病気の対処、健康指導、健康診断の補助などがあります。
パートタイムや契約社員といった働き方もできるので、フルタイムの仕事以外を希望する看護師にもおすすめです。
ただし求人自体が少ないので、採用されるのは狭き門といえそうです。
給与は働き方にもよりますが、あまり良い方ではありません。
時給や月給のところなどさまざまあり、平均の年収で210万〜280万円くらいでしょう。
5-3.乳児院・児童養護施設
両親が亡くなったり、何らかの事情で育てられない場合に赤ちゃんは乳児院で育つことになります。
また1歳以上の子どもの場合は、児童養護施設で育ちます。
「乳児院」や「児童養護施設」で看護師も求められています。
施設ごとに違いますが、乳幼児から未就学児の子どもが暮らす施設で子ども達の健康管理や栄養状態、メンタルケアなど幅広くケアを行います。
医療行為ではなく健康管理がメインの仕事になります。
特に乳幼児は言葉を話すことができないので、泣き方や日頃の様子との変化などで判断をしなければいけません。
施設には「看護師が1人」というところも多くあるので、的確な判断と処置が求められ、責任の大きい仕事といえます。
小児科の勤務経験がある方や子育ての経験がある方、子どもが好きな方には向いている仕事です。
ただし、乳児院や児童養護施設は、こども達にとっての家なので土日や夜など関係ありません。
施設や契約ごとの違いはありますが、病院勤務のように早番・遅番、不規則な休みという働き方になるケースもあるでしょう。
平均の年収は210万〜300万円で、時給で働ける場合もあります。
- 学校関係で看護師で働くことができるのは保育園、大学、乳児院や養護施設など
6.健診機関や献血センターで働く
人間ドッグや健康診断を主に行う健診機関や、献血センターで看護師の仕事をすることもできます。
どちらも夜勤がないのがメリットといえます。
献血センターは、交代で休むことになりますが、検診機関ならば土日を休むことができるでしょう。
6-1.検診機関
検診だけを行う機関や、大きな病院の予防医療センターなどで看護師が働く場合、残業がなく土日休みの定期的な仕事ができます。
主な業務は採血や血圧測定など高度な医療行為を行うことはありません。
看護師の仕事のブランクが長い方でも勤めやすい職場といえます。
また産休明けや小さい子どもがいる看護師にもおすすめです。
検診車に乗って学校や企業などに出向く働き方もありますが、やはり残業はなく、アルバイトで働くこともできます。
給与は低めで、年収は約290万円くらいで時給の場合もあり1600円〜1700円程度です。
6-2.献血センター
「献血センター」で採血する仕事も看護師の仕事です。
本番の400mlを採取するだけではなく、提供者が採血できる血液を持っているかを最初にチェックするのも看護師の仕事です。
営業時間が決まっているので、こちらも日勤で定時に終わることができます。
平均の年収は265万~420万円くらいで、経験を考慮して決定されます。
検診機関や献血センターは、規則的な勤務で体力的に楽
7.夜勤だけで働く
夜勤の仕事だけやる働き方もあります。
「夜勤専従」で、夕方から翌朝までの勤務を専門で行います。
稼ぎたい方や、規則的な勤務の生活を送りたい方は昼夜が逆転してしまいますが、安定した収入が得られておすすめといえます。
夜勤専従の仕事は「非常勤」や「パート」などの雇用形態がメインです。
夜勤手当がつくので、1回働くと約3万円ほどの収入を得ることができます。
8.珍しい看護師の仕事も
看護師の仕事ですが、珍しいものもあります。
何事もなければ、勤務中は比較的ゆっくり過ごせます。
単発の仕事がほとんどなので、副業にはおすすめです。
8-1.ツアーナース
「ツアーナース」は、修学旅行や林間学校、遠足や一般の団体旅行などに同行する仕事です。
発病したり怪我人が出た場合に、状況を判断して応急処置をし、医療機関への搬送の判断や手続きを行います。
急病人や怪我人が出なければ、いろいろなところに一緒に旅行ができるので楽しい仕事といえます。
収入は日給制で1日約10,000円〜12,000円ほどです。
8-2.イベントナース
「スポーツイベント」や「コンサート」、「花火大会」や「日帰りのバス旅行」などに同行する仕事を「イベントナース」といいます。
こちらも運び込まれる人がいなければ、ゆっくりしていられます。
どちらも単発の仕事なので、看護師派遣に登録しておくと紹介してもらうことができるでしょう。
イベントナースの場合、時給でだいたい1,000円〜1,500円ほどです。
イベントの終了時間によって収入が変わってきます。
ツアーナースやイベントナースは何もなければ楽で楽しい仕事
9.新人看護師におすすめの転職先
新人の看護師でも「転職したい」という方は実は多くいます。
新卒看護師の離職率は約8%〜19%ほど。
約2割ほどの看護師が新卒ですでに転職をしていることになります。
退職の理由で多いのは、結婚や出産や育児のためや他の施設への興味、人間関係や健康の問題、夜勤がきついなどさまざまあります。
ここからは新人看護師におすすめの転職先についてご紹介します。
今後どういった方向性で働きたいのか、キャリアを積んでいきたいのかによって選ぶ業種は変わってきます。
9-1.総合病院
夜勤がきつい、通勤が大変といった理由で転職を考えるなら、別の総合病院の転職を検討してみましょう。
配属される科によって、残業や夜勤がない場合もあります。
また新人看護師としてこれからまだまだ勉強したいという方にもおすすめです。
9-2.美容整形外科・美容皮膚科
夜勤がなく、土日休み、さらに収入UPを考えるなら美容系の病院がおすすめです。
オペの助手の仕事もあるので今までの経験を生かしながら、体力的に負担が少なく収入も良い仕事ができます。
ただし、患者さんではなく「お客様」として接する必要があるので、接客の要素も求められます。
9-3.検診機関や献血センター
プライベートな時間をしっかり確保したいならば、検診機関や献血センターもおすすめです。
定時で帰れるので、習いごとをしたり家庭との両立も難しくありません。
年収は病院でしっかり働いていた頃より下がるかもしれませんが、収入よりも時間を大切にしたい方には向いています。
9-4.体力のあるうちに専従夜勤で稼ぐ
看護師としてまだ経験を積みたい方や日勤と夜勤の不規則なシフトが体にこたえるという方は、体力のある若いうちに専従夜勤だけで働くのもいいでしょう。
昼と夜は逆転しますが規則的な働き方ができるうえ、一般の看護師よりも収入は上がります。
30歳ぐらいまで夜勤で稼いでから、また2度目の転職を考えるというのもおすすめです。
まとめ|看護師だからこそ転職先はたくさんある!知識と経験を生かした転職を
看護師の資格や経験を生かした転職先は、異業種でもたくさんあることがお分かりいただけたと思います。
この記事をまとめると以下の通りです。
- 一般企業
- 製薬会社
- 美容皮膚科や美容整形外科
- 介護職
- 学校関係
- 検診機関
- 献血センター
- 産業看護師
- MR
- CRA
- CRC
- クリニカルスペシャリスト
- ツアーナース
- イベントナース
看護師というキャリアがあるからこそ、その経験を生かし別の業界での看護師として活躍することもできますし、まったく違う職種に転職することもできるのです。
看護師という仕事ができる方は、幅広い業界でさらに活躍できる基盤を持っている方です。
さらに充実した仕事ができるように、進みたい道へ自信を持って転職活動してみてくださいね!
ベストワーク編集長はあなたが最高の転職を実現できるように祈っています。
フリーター・未経験から正社員への転職ならアロテックキャリアがおすすめ!
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